待てない、順番を守れないはチャンス!?問題解決能力が身に付く3ステップ

こんにちは!
『あそびは心を育てる』楽しく学び毎日通いたくなる療育スクールcocoro北習志野です。

『順番を待てない』

・自分の順番を待てずにお友達と喧嘩してしまう。

・家でも外でも自分のやりたい、欲しいなどの欲求に対して周りの状況を考えることができない。

・順番を待つことに対して暴れ出したり、泣き出したり、怒り出したりしてしまう。

お子さんのこんな行動に関して困ったり不安を感じられているご両親は多いのではないでしょうか?

順番を待つという行為は自分の中の欲求と相手の状況、気持ちを想像して次の行動を選択するという社会性を育む上でとても重要です。

cocoro北習志野でお預かりする児童の中には『待つ』ことが苦手な子も多く、ゲームやおもちゃ、遊具や先生の取り合いで喧嘩になってしまうことも珍しくありません。
やりたいことができない!これは子どもたちにとって大きな『問題』です。
問題を自分の力で解決できるようになる大チャンスです!

実際、cocoroで過ごすことで順番を待つことができるようなっていきます。
そして、自分の力でお友達とコミュニケーションを取り問題を解決できるようになることも少なくありません。

今回は順番を待つことができるようになるためにcocoro北習志野がしている試みをご紹介します。

①子どものやりたい気持ちを受け止め、状況を説明する

まず大切なことは、「やりたい」「欲しい」などの子ども達の欲求を否定せずに受け止めることです。

例えば

「〇〇やりたい。」と言われた時に

「Aちゃんがやってるから無理だよ。」のように初めから『NO』を示すのではなく、

「そっかぁ、〇〇したいんだね。」と気持ちを受け止めましょう。

そしてその上で、今はAちゃんがそれを使って遊んでいるという状況を説明しましょう。

②選択肢を示す

「今は〇〇ちゃんが使っているね」

「やりたい?やめる?」

「やりたいなら貸してって言ってみようか。」

すぐにできない状況で、奪い取ることや悲しむこと以外の選択肢を示して子どもに選んでもらいます。

③子ども同士のやりとりを補助する

「やりたい時は貸してって言ってみよう」

「〇〇君が使っているからやりたい時は何て言えばいいのかな?」

まず、自分の意思を伝えることをサポートします。

そしてそれに関する相手の子の返答

「今使ってるから嫌」

「何分までは僕の番だから待って」

「どうぞ」など色々な場面が想定されます。

相手の子の言い方や表現方法によっては断られた(自分の欲求が通らない)から怒り出す。

という場合もあります。

その場合は子ども同士では短絡的になってしまうこのやりとりをサポートします。

スムーズに譲ってくれた場合は相手の子にお礼を言えるように促します。

時間や回数が決められている場合や相手の子から示された場合は、本人が納得できるよう辛抱強くそれを伝えます。

「代わりたくない」と言う場合

この場合は双方納得できるような提案をします。

遊びたい子がA君、今遊んでいる子をB君とします。

一度「代わって欲しい」と伝えて「イヤ」と断られてしまった後に

A君へ「今B君が遊んでいるからすぐにはできないね。どれくらいで代わってくれるか聞いてみようか?」

A君がB君に質問する。

B君がこの後自主的に時間や回数を示せばそのまま様子を見守ります。

それでも代わりたくないと言う場合は

B君へ「A君も遊びたいみたいだから順番に遊ぼうか。あと何回(何分)やったら交代できそうかな?」

など交代する条件を提案できるように促します。

これは一例ですが、忘れてはいけない大切なことは先生はあくまでサポート役です。

交渉するのは先生ではなく子ども同士。

しかし、言葉足らずだったり感情的になってしまう部分をサポートすることによって子ども達は自らの気持ちを伝えることと、相手の状況、気持ちを理解することを少しずつ学んでいきます。

先生がB君に「後何回で代わってね。」

A君に対しては「B君は何回で代わってくれるから待とうね。」

と大人が全て完結させてしまう方が早いので忙しい時などは指示してしまいがちです。
が、それでは子どもの問題解決能力は身に付かず、困ったことや自分の欲求は誰かに言えば解決してもらえるという思考のクセがついてしまいます。

「お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから待って」
のように年長者だからと待つということを繰り返してしまうと「待つ」ということ自体が嫌なこと、嫌いなことになり、待つという状況に陥った時に反射的に怒り出したり泣き出すことに繋がります。

この3ステップをスタッフが心がけ声がけを行うことでcocoro北習志野の子どもたちは徐々に待つことを覚え、子ども同士で感情的にならずにお友達と順番を話し合うことができるようになっていきます。

もちろんそれでも喧嘩になることもありますが、こうした経験を繰り返すことで問題を自分の力で考え、自分達の言葉で解決する能力が身についくと考えています。

遊びの中で楽しみながら発達を促すというのがcocoro北習志野の療育方針です。

楽しく遊ぶために必要なのは安全や共通のマナー、それは社会の中で生きていくのも同様です。
ご両親がちょっと不安に思ってしまうような行動でも子どもたちにはそれをする理由がある。そこに真摯に向き合って療育を進めております。


このようにcocoro北習志野では『遊び』を通して心を育てる療育を行なっています。

大人も子どもも大好きな『遊び』

元気に楽しく遊びながら周りの人とのコミュニケーションの取り方を身につき、挨拶を始めとした社会を生きる上で大切なマナーや順番を守るなどのルールへの理解が深まると良いですよね。

お子様の発達で気になることがある、療育施設を探しているそんな方はお気軽にご連絡ください。 

cocoro北習志野では一緒に働く仲間を募集しています。

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そんな明るく元気な方をお待ちしています。

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