お子さんの目を見て話したのはいつですか?子どもがあなたの言うことを聞かない理由
こんにちは!
『あそびは心を育てる』楽しく学び毎日通いたくなる療育スクールcocoro北習志野です。
子育てを始め、子どもと接していると教育を含めて大人が子どもに何かを伝える機会が多くあります。
例えば
・公共の場で騒いだり走り回ってしまうのをやめさせたい。
・お友達を傷つけてしまったので謝らせたい。
・自分の持ち物を整理してほしい。
・お手伝いして欲しい
などなど
今回はcocoro北習志野スタッフの体験から子どもに『伝える』というテーマのお話です。
マスクを自分で出せるのに出せない
先日こんなことがありました。
Cocoro北習志野では施設と保護者の方との連絡のために連絡帳を使用しています。
連絡帳はジッパー付きの連絡帳袋に入れられ、貴重品以外の簡単な物の受け渡しなどでも使用されることがあります。
(保護者購入のドリルや、マスクの替えなどが入っています)
A君が療育中にマスクを汚してしまい、変えたいと考えました。
A君は両手に工作途中の段ボールやテープなどを抱え、更に連絡帳を抱えてマスクを連絡帳袋から出して欲しいと訴えにスタッフの元にやってきました。
A君は工作の段ボールを抱えているからマスクを出せないだけで、自分でマスクを出すことができます。
その時スタッフは作業中でした。
やってきたA君に対して口頭で「手に持っている荷物を一旦全て置いて、自分でマスクをして」と伝えました。
しかしA君は変わらず出してほしいと訴えます。
スタッフは作業を中断し、A君の目を見て工程をひとつひとつ伝えました。
まず、手に持っている荷物を全て置く
次に連絡帳袋を開け、マスクが入っているケースを取り出す。
そしてケースからマスクを出す。
A君は無事自分でマスクを取り出すことができました。
スタッフは伝わり方が目を見て話すかどうかで全然違うと感じたそうです。
一体どうして伝わり方に変化があったのでしょうか?
目を見て話すと伝わる理由
今回伝わり方が変わった理由について考えてみたいと思います。
①注意を引くことができる
目を見て話し始めることで話し手に意識を集中させることができます。
②言葉以外の情報を伝えることができる
私たち日本人は『目』をコミュニケーションの一つとして大事にしてきました。
『目は口ほどに物を言う』
なんて言葉も残っていることからも分かると思います。
話し手は真剣に伝えている気持ちを含めて聞き手に伝えることができます。
③聞き手に合わせて話すことができる
目を見て話すと言うことは相手に向かい合うということ。
それによって話し手は聞き手の様子をより正確に把握することができます。
相手の理解がどこで止まっているからできないのかを考慮して聞き手の理解に合わせて話したり表現の方法を変えることができます。
上記のように聞き手にとっても話し手にとっても『目を見て話す』ことによって相手ときちんと向き合うことになり、伝わりやすくなります。
目を見て伝えるのは良くない?話すとき注意するべきこと
一方でこんな心当たりはありませんか?
注意するときや叱るときに目を見て伝えている。
大事なことを伝えるときは目を見たほうが伝わると感じている人は多く、叱るときなどに目を見て伝えることが多いのでは無いでしょうか?
これ自体が悪いことではもちろんありません。
では普段はどうでしょうか?褒めるときは?
子どもにとって都合の悪い時だけ目を見て話をされるということが繰り返されると
『目を見て話す=怒られる、注意される』
となってしまい萎縮してしまうことも考えられます。
また、自分が聞き手になったときのことを考えるとじーっと目を見つめられて話し続けられたら居心地が悪いと感じてしまいませんか?
目を見続けると必要以上の圧がかかってしまうこともあるので、聞き手の注意を引くことができたら目を見ることにこだわらず相手の表情を見るつもりで視線を少しずらすと良いでしょう。
大切なことは向き合うこと
お子さんの目を見てお話したのはいつか、思い出すことができますか?
生活の中で家事をしながら、他の兄弟の面倒を見ながら、仕事をしながら、テレビを見ながら、スマホを見ながら、お友達と話しながら…などなど何かをしながらお子さんと接することが多いのでは無いでしょうか?
子どもに何かを伝える上で大切なことはきちんと向き合うこと。
何かを伝えたい時だけ向かい合うのではなく、日頃から目を見てコミュニケーションを取ることが大切です。
忙しい中でも少し意識するだけで伝わり方が変わってきます。試してみてくださいね。
このようにcocoro北習志野では『遊び』を通して心を育てる療育を行なっています。
大人も子どもも大好きな『遊び』
元気に楽しく遊びながら周りの人とのコミュニケーションの取り方を身につき、挨拶を始めとした社会を生きる上で大切なマナーや順番を守るなどのルールへの理解が深まると良いですよね。
お子様の発達で気になることがある、療育施設を探しているそんな方はお気軽にご連絡ください。
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